プッシュプッシュ!



はいけい シルルさま

シルルおやぶん、お元気ですか?
プサ吉は元気です。日々リア充炸裂してます。


クリスマスにバウムツリーをありがとう!

とってもとってもうれしかった! おれのためにソラマチまでいって、バウムツリー買ってきてくれたなんて!
さすがおやぶん!!ヽ(゚`∀´゚)ノ


白いのとチョコ味の、どっちにしようか迷っちゃうな〜♪なんて思ったら、即座に

「チョコのほうがリッチの」という鬼嫁の宣言により、問答無用でそのようにきまりました。(T∀T)


バウムツリー、よじのぼって食べたら、本当にバウムの層があってスゴイ感動したよー!
フミウスにも入浴剤とクリームをありがとね。

実は、あいつ、いまだ封をあけてないんだ。

プサ:なんで使わないの?

家令:このラッピングされたままの状態が、『贈り物』って感じでイイんだ!

プサ:せっかくシルル親分が、かかとにつけなさいってくれたのに

家令:足に塗るなんてもってのほか!!!ヽ(`Д´)ノ

プサ:うおい

家令:ヽ(゚`∀´゚)ノ ラッピングイズビューティ! そこに至宝が存在し、さらに麗しく包まれる様が見るものの生きるヨロコビをかきたてるのだ! ラッピングイズジャスティス!


(。-`ω´-)……
何言ってるかわからねえと思うけど、おれだってわからねえ。
もっともヘンタイ的なものの片鱗を垣間見たぜ。


でも、心配しないでね。
あいつ、前にシルルおやぶんにもらったロクシタンのボディソープとハンドクリーム大好きだよ。すごく大事に使ってるよ。



そうそう!
あの日は、ファビアンもきたんだよ。(笑)




家令: (゚∀゚)もしもし、お客様からお届けものをお預かりしているんだけど

ファ: ああ、オフィスに送っておいて。今日は分刻みでスケジュールが

家令: いや、きみの大事な顧客からだから直接お渡ししたほうがいいだろ

ファ: だれ?

家令: きみの大事な顧客。繰り返す。きみの大事な顧客。これは演習でなはい!

ファ: ……今日はその

家令: なお、この贈り物は10分後に消滅する(横取り的な意味で)

ファ: なんでだよ(笑)

プサ: ヽ(`Д´)ノ世界的なVIPだぞ!

リッチ: ヽ(`Д´)ノ信用問題だぞ! 何入ってたか教えてやんないぞ

ファ: すごく理不尽だが、5分まて


 5分後――


ファ: で、誰から?

家令: ……まあ、中身を見てから




なんとかわいらしい、入浴剤セット♪

ユズの香りがさわやかです。






ファ: 入浴剤? かわいいね。今度、ありがたく使わせてもらうよ。で、誰から?

家令: すばらしいだろ。こんな贈り物もらって、愛情湧きまくりんぐだろ

ファ: ……そうだね。で、誰から?

プサ: お待ちなさい。次はコレです!
きゃ〜わいい!!

『お風呂あがりには、ポカポカの足に女子高生御用達のモコモコくつ下をどうぞ!』

プサ:『ファビアンにはもう少し可愛げが必要だと思うんですよ。うん。そりゃ思わせぶりにフラリとかわしてくるイケズでクールなファビアンも好きだけど……』

ファ: 待て。誰の贈り物だ

家令: ♪〜<(ФεФ;)>これほどまでに思ってくれるとは、男冥利につきるってもの

リッチ: <(ФεФ;)>金のワラジを履いても探したいとはこのお方

プサ: (ΦωΦ)ここはもう結婚するしかないね。シルル様と

       ∧∧
       ヽ(・ω・)/   ズコー
      \(.\ ノ
    、ハ,,、  ̄

ファ: ……また

プサ: また会いたいと思ってた? 渡りに船? 明日結納?

ファ: なんで今日はそんなにプッシュするんだ(笑)

プサ: (p・`ω´・q)お客様は神様です(バウムツリーもらった)

 
 ……おれたちはがんばったんだぜ。シルルおやぶんのためによ。でも、うまくいかなかった。言いにくいが、敗因は

コレだな

『……そして、足マッサージ器♪ ツボを刺激してリンパと血流をよくして、一日酷使した足のつかれをいやしてね』

ファ: ……

『んでも、ちょうどいい大きさだからって、ファールカップと間違えて足マッサージ器をコカーンに当てちゃキケンキケーン!!! いいか、危ないから絶対にやるなよ!? 大変な目に遭うからな! 駄目だぞ! いいか、絶対だぞ! 

絶対にやるなよ!?


ファ: …………orz 

家令:(;゚;∀;゚;)ハハ

プサ: (;゚;∀;゚;)ま、なんだ? 足ツボにいいわけよ! おれがちょっと足の血流をよくしてみようかな?

ファ: いっそ、あげ――

プサ: 待て! 見ろ。コレ、すごいぞ!


ファ: ……

リッチ: ……

プサ: ………………





なんともなりません(笑)

プサ: (;゚;∀;゚;)……フミウス、押してみて

家令: ああ、体重がたらないのね。って、けっこう押さないと……!

ブオンッ




リッチんにゃあああー!

プサ: はべばばば!!



家令: (……シルル様、これ相当力こめて押さないと作動しないようになってるようです。目的の用途で使うには、股間に強く押し付けないとならないので、単純に痛いかもしれません。うん。足で踏んで素直に使うしかないと思われます)

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いろいろがんばったんだけど、ファビアンは入浴剤だけよろこんで受け取って帰ったよ。
モコモコの靴下は「手触りいいね」って言ってたけど、靴に入らないんだって。というわけで、おれたちが超お預かりしてるよ。


でもね。でもね。
ファビアンが笑って言ってたよ。


「本当に行っていいなら、いつでも行くよ。本当に行っていいならね」


びっくりした。
なんだ、いつのまにかデレてたんかーい
おれがおやぶんに報告しようとしたら、リッチが、


(ヾノ-`ω´-)「ほかのやつにも言ってた




……ああいう種馬だけど、今後とも贔屓にしてやってください。ええ、次のファールカップはスパイクつきでかまいません。



は〜、モコモコ。しあわせ♪