スポーツの秋!

2006年 9月11日

家令 「あ、また開いている。――部長、入るなら先に断って――あっ」

補佐 「よ」

家令 「補佐、……どうなさったんです。秘書の方が探しにきましたよ。会議中じゃないんですか?」

補佐 「自分はコーヒーを飲むといい考えが浮かびます――ということで、コーヒー飲みに来た」

家令 (-ω-;)(なぜうちに……)

補佐 「この部屋はおやつがいっぱいだねえ。花とか、スパゲッティとか、フルーツ盛りにシャンパンに――ひとりで宴会やっているのか」

家令 「ラウンジ開店のお祝いにご主人様方からもらったんです。あっ勝手にあけないで――」

補佐 「あれ、今なんかぞわっとした」
  
家令 (T-T)「蟲とかもいますから、勝手に開けないでと――」

補佐 「ふーん、こっちはなんだ」

家令 「開けるなっつってんの! 学習しなさいよ!」

補佐 「お――これは」



 スポーツの秋なので、ヴィラでも運動会を開催してみるというのはいかがでしょう?ただし普通の運動会ではなく、あくまでヴィラ風にアレンジしたやつです。



補佐 「おおおっ! 企画アイディア。わたしのために?」

家令 「ちがうちがうちがう」アワワ ヽ(□ ̄ヽ))...((ノ ̄□)ノ アワワ



例その@徒競争。
ゴール地点に便器を用意して、犬達にはスタートの10分前に浣腸を施して排便を我慢させておきます。スタートの合図と共に、犬達には、襲い掛かる腹痛や排便欲求と戦いながらゴールの便器を目指して100メートルを走ってもらいます。



補佐 「浣腸、しかるのち、かけっこ!」

家令 「か、返して」



順位に応じて1位・金のおまる(ウォシュレットつき)2位・銀のおまる(普通の便器)3位・銅のおまる(床上様ゴム便器)4位・新聞紙、などとしてもいいかもしれません。もちろん途中で漏らしたら、鞭でお仕置きです。



補佐 ヽ(`Д´)ノ「漏らしたら――衆人環視の中でおもらし。さらにその粗相を責められ、キルクス・マクシムスの大観衆の前で罰――
おおおっ、おれは萌えている

家令 「人の部屋で萌えないでください!」

補佐 「どちらのご主人様だ。スカ好きの心を絶妙にくすぐるこのアイディアを創出されたのは」

家令 「ロード・オブ・わんわん・ダースベイダー・シルルさまです」

補佐 (゚∀゚)「へんな名前」

家令 「へんな部分は外科部長がつけたんです」

補佐 「あまり無礼はするなと言っておけ。これはすごい、賞品まで気が利いている。しかし、あれだな。わたしが賞品係だとしたら――

   「そなたのおまるは金のおまるですか、銀のおまるですか」

   「き、金のおまるですっ、早くっ」

   「不正直者、よって両方とも没収です」

  「あーっ!」

 ――犬は耐え切れずおもらし、羞恥にシクシク泣くのであった。くうう、最高!ヾ(  ̄▽)ゞオホホホホホ

家令 「鬼オブ鬼です」

補佐 「おほっ、まだあるぞ」

家令 (-ω-;)(部長とちがって、わかりやすいスケベだなあ)



例そのAリレー(100m×4)
4匹以上の犬を所有するパトリキ対抗のチームリレーです。



補佐 (`∇´ )「リレー!」



根元が太く、先細りしたバイブ(つまり抜けやすい形)をバトンとし、それを挿入してリレーしてもらいます。途中で落としたら再挿入して走らないといけません。



補佐 「ばば、バトンがバイブ!」

家令 「補佐、よだれ、よだれ」



落とさないためにはバトンを深く挿入した方がいいのですが、根元にいくに従って太くなっているので大変です。いかに速く、いかに落とさずに走るかがカギです。

ちなみにバトンタッチの際は、助走はせず、次の走者はクラウチングスタートで、前の走者にバトンを挿入してもらいましょう。



補佐 「クラウチング……このワザ師め」

家令 (T-T)「……」


パトリキ対抗なので、チームの一体感が増し、同じ御主人様を持つ犬同士の親愛度向上にも繋がります。



補佐 「すさまじいなこのご主人

家令 「ハイ……」

補佐 「しかし、あれだぞ。このチームがご主人様をめぐる修羅愛憎チームだったりしたらまた楽しいな」

家令 「なぜです」

補佐 「バイブを突っ込むとき、おのずと手荒くなるだろう。タバスコつけちゃったりしてな。つけられてびっくり、尻に火がつくとはこのことだ」

家令 「なにが、このことだ……」_| ̄|○

補佐 「それゆけカチカチ山! みんなダッシュで走るから、意外に早かったりしてな。ところが、なかよしチームの場合はダメだね」

家令 「タバスコじゃなくて催淫剤でもつけるんですか」

補佐 「ふっ、甘いね。――なかよしチームの場合、


選手1 「バトン、入れるよ」

選手2 「……やさしくしてね」

選手1 「まず、先にほぐさなきゃ。きみを傷めてしまう」

選手2 「ああん、1くん。そこダメ、感じる」

選手1 「ふふ。もっと太いのほしいかい?」

選手2 「1くんのが欲し――」

家令 「いーかげんに止まりなさい!


   キック!! ヽ( T∀T)ノ┌┛Σ(ノ `Д´)ノアアンッ


補佐 「……という具合にいっこうバトンが続かないのだ」これはこれで楽しいけどな。

家令 「チームの結束を見るというより、憎悪のバロメーターになりますね」

補佐 「運動会の後がまたチーム内でいろいろ物議をかもすだろう」

家令 「まあ、なかよしチームはご主人がむくれるでしょうね」

補佐 「渡る世間チームは長ゼリフの応酬になるだろう」

家令 (゚∀゚)「そんなチームいましたか?



ほかにも借り物競争、騎馬戦、応援合戦など考えてみました。(花形の綱引きや玉入れはネタが浮かびませんでした…)



家令 「あ、じつは補足説明を受け取っているのです」

補佐 「ほう」



・原則として、仔犬・成犬とも全員参加(怪我・病気の犬や、ご主人様の拒否があった場合を除く)とし、犬は最低一種目はエントリーしなければならない。とか、



補佐 「仔犬を出すのは危険もあるな。キルクス・マクシムスから絶対逃げられないように保安対策を万全に講じないと――
ちっ、軍団にまたうるさく言われそうだ」

家令 (あああ、実現化を考えている)(T-T)



・会を円滑に進行するために、嫌がる犬や暴れる犬には容赦ないお仕置きを科すこととする。とか、



補佐 「容赦のないお仕置き。むふふふ……嫌がる犬のアヌスを玉入れの籠にすれば問題がふたつ解決するじゃないの」

家令 「玉がいくつ入ると思ってるんですか」

補佐 「そこは玉を小さめにするとか、時間制限をするとか」

家令 (本気で実現化を考えている!)ヽ(T∀T)ノヒイイ



・借り物競争では紙に書かれた道具(バイブ・ローター・鞭・そのほか本物の犬とか…)を観覧席から借りて、それを使って(ペニスへの刺激は禁止)射精したらゴールとする。



補佐 「バイブ。ローター。……仔犬だったら萌えるなあ」
    ( ̄∀ ̄)クッ


仔犬 「あの、バイブを貸してください」

補佐 「あーん? なあに言っているのか聞こえないね」

仔犬 「あの、バ、バイブを」

補佐 「バイウ? ここは地中海性気候だから梅雨はないんだよね。あっても貸してはあげらんないよ、ははは」

仔犬 「バイブを貸してください

補佐 「大きい声で何を。はしたない子だ」くすくす

家令 「はしたないのはあんたです


ただこのネタ、犬とご主人様には楽しい企画だとは思うのですが、ヴィラにはイイコトないんですよねf^^;企画・運営面とかコストとか、どちらかと言うとマイナスになってしまいますので、ヴィラに採用されるかどうか分かりませんが……f^^;


補佐 ド━━━(゚ロ゚;)━━ン!!

家令 「どうなさいました」

補佐 「本当だ。ヴィラに金の入ってくる道がない」

家令 「ヴィラがスポンサーですね。でも、会場はあるんだし、たいした金はかからんでしょ」

補佐 「ヴィラでやるとなると町内の運動会という具合にはいかん。ここに集まったお客様は世界中のセレブだ。それなりの格式と演出はいる。全部持ち出しとなると財務官がいいカオしない」

家令 「さっきのよだれのどこに格式が」

補佐 「なんか儲け口がないかなあ」

家令 (ここが部長とちがって、冷静なところだな)

部長 「呼んだ?」

家令 ひいいっщ(゚Д゚щ)「ココロでつぶやいただけで出てくるなよっ」

部長 「アイアム・ニュータイプ――あっ、わたしのいない間にご主人様の萌えアイディアを勝手に、ああ、勝手におやつまで」

家令 「さも自分のものを侵害されたように言うな!

部長 il||li _| ̄|○ il||li 「るーるーるるー♪

家令 「いじけて、さみしいウタを歌うなよっ! ――控えおろう、ここにおわすお方をどなたとココロエル」

部長 「あ、レガテス」

補佐 「よ」

部長 「いらっしゃい。どうなさいました?」

家令 ( ̄∀ ̄;「我が家みたいにアイサツすんな」

補佐 「企画案さがしの旅。せっかくいいアイディアをもらったのに、金にならんとわかって頭を抱えているところだ」

部長 「どれです――ふむふむ――うぐぐ、こんなおいしいアイディアをナイショで読んでいたとは」

補佐 「きみあてじゃないからね」

部長 「レガテスあてでもありませんよ!」

家令 「あたしあてですっ!」

部長 「つまり三方一両損ということだ

家令 「意味わかりませんっ!

部長 「こんなすばらしい案を前に迷うとは甲斐性ないですね、レガテス」

補佐 「きみに甲斐性の話をされたくないよ」

部長 (゚∀゚)「もしも、ぼくが、レガーテスだったなら♪ こないだの、稼ぎを、つぎーこんで、これにささげるーことーだーろう♪」

補佐 щ( ̄∀ ̄)ш 「もしも、ぼくが、外科部長ーなら♪ こないだ、もぎとった、予算明け渡して、これでやってくれと、言うーだーろう♪」

家令 (T-T)「おやめさない、ふたりとも」

部長 「だけどー、ぼくにーは一銭もーない♪ アコムに借りるー信用もない♪ 財務官に、目を、つけーられて 次の申請苦戦しそう。あああ、ああ〜♪」

家令 (゚ロ゚;)「もう使い切ったんですか?」はやっ

部長 「手術用ロボットとか、超音波骨メスとか、薬剤溶出する末梢血管用ステントを大量に買ったら意外にかかった」

補佐 「ステント? なにするもんだ?」

部長 「血管用ステントというのは金属チューブですよ。血管をひろげたり、バルーンを押し込んだりするもんです。ここに薬剤を塗布して持続的に溶出させると、うふふ、いろんな作用が」

家令 「あんた外科でしょう……」

部長 「人体はつながっている。専門バカになってはいけない」

補佐 「それで――ペニスとかにも持続的に血流を増やしたりとかできる?」

家令 「補佐、豪速球です

部長 「できますよ。ただし、止まらないので勃ちっぱなしになりますが」

補佐 「制御方法を開発しろ。そのパテント料で体育競技会が開ける」

部長 「わーい、っておれの発明でなんでヴィラの催事の運営費がまかなわれるんだろう?」

家令 「ご主人様のためですよ」

部長 「じゃあ、がんばろうっと! 開発にあと400億セス予算申請するんで、レガテス口きいてくださいよ」

補佐 「……もういい。400億セスあったら、それで競技会400回できる」



 後日――



家令 「運動会、どうなりました?」

補佐 「財務官が止めた」

家令 「なぜです」

補佐 「ロケットの打ち上げ費用が気に入らなかったらしい」

家令 「そんなもん、どこに必要があったんですか?!」

補佐 「宇宙から運動会を見てみたくて混ぜてみた」

家令 「おまえらどっこいかよっ!



 わたしがモニターを買えずにいる状況がフシギです。(T-T)
 




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